人的資本への取り組み
トライトグループでは、属性や就業条件等にとらわれず、誰もが働きやすく、働きがいのある職場環境の実現を目指しています。パーパスにある「誰もが幸せに暮らせる未来の創造」に向けて、従業員が安心安全に働ける環境の確保を大前提とし、成長機会の提供や育成を支援する体制の整備等に注力しています。
また、3つのバリュー「社会からの期待を超える。」「その先の人たちへ。」「変化することで進化する。」に基づき、従業員が社会により良い影響を与えられるような企業文化・風土づくりに力を入れています。
ダイバーシティ&インクルージョンに向けた取り組み
トライトグループでは、異なるバックグラウンドを持つ従業員一人ひとりが能力を最大限発揮することで、大きなイノベーションが生まれると考えています。年齢・性別・学歴・国籍などに関係なく仕事の成果を公正に測り、働きがいのある環境や機会の提供と、能力向上のための支援をしています。
-女性活躍推進室の設置
トライトグループでは、女性が活躍する企業の実現を目指し、代表取締役社長直轄の「女性活躍推進室」を設置しており、2023年度は43名の社員が参加しました。キャリアマネージメントやコミュニケーションスキル等をテーマにした、定期的な研修やディスカッション等を通じて、女性従業員同士が相談し合えるコミュニティづくりと、自分らしいキャリア形成の支援を目指しています。当推進室の活動を筆頭に、性別や就業条件に関わらず活躍できる環境の整備を行い、全従業員が自分らしいキャリアを築けるよう、後押しをしてまいります。
女性活躍推進室研修で車椅子バスケットボールを体験
「企業理念の実践とキャリア形成」の研修
-ミッショングレード制の導入
トライトグループでは、年齢や入社年次等に関わらず、期待される役割とそれに対する成果により報酬を決定する「ミッショングレード制」を導入しています。このため、 同一のミッショングレードや評価において男女間での賃金差異はありません。一方、男女間の賃金差異の低減については、女性管理職比率を高める取り組みを推進してまいります。
-障害のある従業員の活躍推進
トライトグループでは、約140人の障害のある従業員が個人の特性や能力を発揮し、活躍できる環境づくりを推進しています。そのうち約110人の障害者が、大阪・神奈川にある5か所の障害者向けサテライトオフィス※にて働いています。トライトグループのパーパス、バリューに基づき、一人一人が目的意識を持って、チームワークを重視しながら業務に取り組み、新規顧客・取引先の情報調査や求人情報の確認、各種資料のデータ化等、トライトグループの事業を支える重要な役割を担っています。
トライトグループでは、従業員が仕事を通じて成長し、やりがいを持って働き続けられるよう、労働環境の整備や業務の細分化とタスクの明確化により段階的に業務を実践できる仕組みを提供し、障害特性を活かして誰もが活躍できる場の拡大を進めています。
※企業の本社や支社といった事業所とは別に、障害者雇用支援を目的に設置されたオフィス拠点で、障害特性に配慮した働きやすい職場環境が整えられています。
サテライトオフィスの様子
チームワーク形成のためのルールを可視化
障害のある従業員の働く様子は下記よりご覧いただけます。
縁の下の力持ちに密着してみた~トライトグループの障害者雇用~
人的資本関連指標
トライトグループは、重要指標と目標値を下記のとおり設定しています。
指標 | 2023年12月期の進捗 | 2025年12月期の目標値 |
女性社員比率(※1) | 34.0% | 36.0% |
女性管理職比率(※1)(※2) | 12.5% | 20.0% |
社外取締役の割合(※3) | 50.0% | 50%超 |
女性役員比率(※4) | 18.8% | 20.0% |
※1 トライトグループを対象とする正社員のものとなります。
※2 管理職とは、女性活躍推進法に基づき算出し、管理職相当の専門職を含みます。
※3 株式会社トライトを対象としています。
※4 役員とは、株式会社トライトを対象とする非常勤を含む取締役、監査役、執行役員を指しています。