医療福祉業界の発展に向けた取り組み
2025年、国民の4人に1人が65歳以上になる超高齢化社会が訪れると言われており、ケアする側とケアを受ける側の人材の需給ギャップは今後も広がることが予測されています。当社グループでは、働く場所としての医療・福祉業界に関心を持つ人を増やし、専門職として活躍できる人材を育成・輩出することで、医療や福祉に関わる一人ひとりが自分の仕事に誇りを持った世界の実現を目指すとともに、人材不足の解消に取り組んでいきます。また、医療・福祉業界の生産性向上のために、テクノロジーの力を通じて現場を変えていく必要があると考えています。医療・福祉現場に寄り添ったDXを推進することで、働く人がより働きやすく、ケアを受ける人がより安心できる社会を目指していきます。
ICTソリューション
医療福祉業界における業務効率の改善に向けて、医療福祉現場のDX推進に取り組んでいます。各施設が現場で抱える業務負荷や生産性等の課題をヒアリングし、その課題解決に沿ったICTおよびデータの活用を提案するほか、IT活用に必要なエンジニアなどのIT人材を派遣し、生産性の向上や効率化の実現をサポートします。また、看護師・介護士等の現場経験が豊かな医療福祉従事者の方々に対して、IT教育の機会を提供し、ヘルスケア業界のITサービスを提供している企業に派遣することで、システム開発やIT活用による現場の課題解決を支援します。

アカデミアとの協業
医療福祉現場の課題解決に向けた取り組みとして、2023年より、当社グループと九州工業大学で、介護事業者の定着率改善に向けた共同研究を開始しました。介護従事者の現場での就労体験とその影響因子候補を抽出、分析、検証し、労働体験を定量化することで、労働環境の解決策や改善手法を導き出し、介護従事者の働きやすさの向上と離職率低減への貢献を目指します。

DX推進を通じた医療福祉現場支援
トライトグループでは、ICTの活用やDXの推進を通じた医療福祉現場におけるオペレーションの改善支援に取り組んでいます。例えば、介護現場でのロボット導入に向けた、現場の課題分析や教育プログラムの提供など、実際のオペレーション上での改善を通じて、従事者の方々の働きやすい環境づくりに注力しています。これによって、医療福祉従事者の方々の負担軽減や業務の効率化の実現に貢献していきます。
リスキリング支援
トライトグループが展開する「介護ワーカーカレッジ」は、介護業界の未経験者を対象とした、「介護職員初任者研修」資格が取得できる介護人材育成のためのスクールです。介護に興味を持つ人の背中を押し、技術的・職業的スキルを身に着ける場を提供と就職支援を行うことで、介護施設や医療現場で働きがいを持ちながら活躍できる介護人材輩出に貢献します。